10日で乙4に受かる方法

突然ですが,危険物取扱者乙種4類を取得しました.

今回は実際の私の体験も踏まえて,10日で乙4に受かるためにすることをお伝えします.

 

乙種4類とは

概要

乙種4類とは,乙種第4類危険物取扱者のこと.略称は『乙4』.
乙4という言葉は聞いたことがある方も多いと思います.

乙種には1類から6類まであり,それぞれで扱える危険物が違います.

なぜ乙4が人気かというと,我々に身近な危険物を扱えるからです.
例えば,
エタノール
・ガソリン
・灯油
などです.

東京都の試験は,中央試験センターで行われます.

 

試験内容

試験の内容は,法令・基礎物理化学・性質と消火の3つから成っており,このほとんどを暗記が占めています.
さらに,この3つの単元すべてで合格点以上を取る必要があります.

以下にまとめてみました.

それぞれ6割以上取らなければなりませんが,逆に言うと各数問までなら間違えることができます

参考書と使用方法

参考書

使用したテキストは,『10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい〜っと合格(増補改訂版)』.

その他にも,ネットに落ちてる練習問題や情報も利用しました.

勉強順

前述のように,『10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい〜っと合格(増補改訂版)』を使用.

タイトル通り本当に10日で受かってしまったのですが,実際もっと早く手を着けようと思っていました.
しかし,重い腰が上がらずに10日前となってしまい少々焦りました.

 

勉強の順番は,基礎物理化学→性質と消火→法令にしました.

 

ここで理系の方には朗報ですが,基礎物理化学は内容的に化学基礎みたいなもので,正直高校化学の方が何倍も難しかったです.
なので,私は勉強時間の9割程を他の2単元に充てることができました.

10日間の過ごし方

1~3日目

『10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい〜っと合格(増補改訂版)』を最後まで読み切りました.

ノート取ったり要点をまとめたりということはせず,あくまで全体像を把握することにしました.

軽く読み流しながら,この部分は全く知らないなとか,この部分はある程度知ってるから軽くでいいかな,みたいなことを決めながらどんどん進みましょう.

 

 

4~7日目

この4日間で,ネットの情報も含めてしっかり勉強しました.

具体的には,ノートに要点をまとめて参考書を何周かしました.

前述の通りほとんどが暗記なので,多少の記憶漏れは許容して一定のペースで進めていきます.

 

 

8~10日

残りの3日で模擬テストやネットにある問題を解いていきました.

過去問はほとんどないですが,模試みたいなのがネットにいくつか落ちてるので探してみてください.

間違えた部分やそこに関連しているところをネットの情報も利用して補強しました.
また,頻出の知識についても同様に固めておきましょう.

 

 

本番の問題にもよりますが,これで満点も取れます.
ちゃんとやれば,少なくとも合格点は確保できます.

 

試験当日と合格発表

試験当日

試験のある中央試験センターの最寄りは笹塚駅
京王線ユーザーだと特急1本で行けるので非常に便利。

12時40分に笹塚駅に到着.風の強い日でした.
12時50分前には試験場に到着.

試験室内では電子機器の電源を必ず切らないといけないとのことでしたので,部屋の外でiPad片手に最終確認.

13時頃に入室.13時10分から諸々の説明,そして問題用紙配布.
13時30分から試験開始でした.

最初の20分で一通り全部解き,5分間マーク.
分からずに飛ばしたところを10分間で解きなおし,再度全体の見直し&マーク確認に10分程.

これ以上解いても意味ないと感じたので,どうしようかなと考えていたのですが,1人退室するのを確認できたのでその後に続きました.

試験時間は120分ですが,試験開始35分から途中退室が可能です.
私は前寄りの席だったので正確な数は分かりませんが,おそらく2人目に退室.
開始から45分経った辺りで席を立ちました.

座席に貼ってあるシールをはがして問題用紙に貼り付け,全ての荷物をもって後方の出口へ行きます.
出口の前にいる試験官の方に問題用紙とマークシートを渡し,オレンジ色の封筒を貰って退室します.

合格発表と免状申請

合否は大体2週間後の12時に消防試験研究センターのHPで発表.
私の受験番号もありました.

合否掲載の日に圧着ハガキが発送され,翌日に投函されていました.
ハガキを開くともちろんそこにも『合格』と記されており,ようやく実感が湧いてきました.

ハガキには自分の各科目の正答率が書かれているのですが,法令100%,物理・科学90%,性質・消化80%でした.

2日後、中央試験センターへ免状の交付申請へ行きました.
必要なものは,

格通知のハガキ
手数料(東京都の場合、2900円)

です.

建物1階の窓口で届いたハガキを提出.2900円の手数料を支払い,簡単に交付申請は終わりました.
ハガキは見開きの半分切り取られ,残りの部分は返ってきます.

郵送での申請や免状受け取りももちろんできます.
しかし,申請用封筒も免状送付用封筒もそれぞれ400円以上の送料がかかります.
私の最寄り駅から笹塚までは往復でも400円以下なので安い方を選びました.

免状受け取りは合格発表日の1か月後の日から1週間以内.
中央試験センターへ取りに行きます.

免状受け取り

受け取り開始日,免状を受け取りに再び中央試験センターへ.
免状を受け取りに来た旨を伝えハガキを渡すと,すぐに免状が出てきました!

受け取りの確認用紙(?)に日付と名前を記入し,免状を受け取ることができました.時間にして1分ほどだったでしょうか.

「おめでとうございます」と職員の方に言われ,中央試験センターを後にしました.

一つ気になったこと.それは,免状の写真がかなりぼやけていること.
ネットで調べてみると皆さん同じような状態でした.

どうやら受験票の写真をそのままスキャンしているようで,そりゃこうなるわなと感じ.

まとめ

乙4,簡単に取れる割に有用性はなかなか高いと思います.
これを一つ持っておけば,仕事などの選択肢が少し広がります.

また,乙種危険物取扱者を1種類取ってしまえば,他の種類を受けるときに免除される科目があります.

そのため,乙種を6種コンプすることも容易です.
受験費用などの観点から僕はやらないかもですが...

というわけで,今回は乙4取得レポでした!ご覧いただきありがとうございました.